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獣医師ブログvol.4_「猫が家でする仕草-問題ない行動と、見逃してはいけない行動」

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京橋コパン動物病院 髙倉先生

猫はとても我慢強い動物です。
ギリギリまで普通に振る舞い、限界になってから一気に崩れることも少なくありません。
だからこそ、
ちょっとした仕草の変化が大事なサインになります。
今回は、日常でよく見られる仕草の中から
問題ないものと、注意してほしいものを整理します。


問題ない行動 〜基本は心配いりません〜


実際によく相談されますが、ほとんどの場合問題ない行動です。

足を踏み踏みする

子猫がお母さんのお乳を出しやすくするために行う仕草の名残です。
成猫になっても、安心している時や甘えたい時にこの行動が出ます。
リラックスしている、心地よいと感じているサインなので、
病気や異常ではありません。
参考画像※足を踏み踏みしているクラウディアの写真が撮れました!

 

喉をゴロゴロ鳴らす

満足している時や甘えている時によく聞こえる音です。
多くの場合、安心しているサインなので問題ありません。
私は実際に、猫からモーター音がする、ずっとブーンと鳴っている、と心配されて受診された方を診察したことがあります。
診察してみると、ただのゴロゴロ音でした。
ただし、呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている、口を開けて呼吸している場合は別です。
その時は早めにご相談ください。

ほっぺたを擦り付ける

家具や人の足、壁などにほっぽたを擦り付ける行動。
これはフェロモンを付けて自分の縄張りにしている行動です。
ここは安心できる場所、ここは安心な相手、という安心領域を作っています。
このフェロモンを人工的に再現し、猫に安心感を与える目的で作られたのがフェリウェイという製品です。
環境の変化や不安が強い子では、こうしたアイテムが助けになることもあります。

匂いを嗅いだあと、口が半開きになる

匂いを嗅いだあとに一瞬フリーズして、口が半開きになることがあります。
これはフレーメン反応呼ばれる正常な生理行動です。
猫の口の中には、鋤鼻器(じょびき)という特別な器官につながる穴があります。
気になる匂いを嗅いだ時、猫はその匂いがフェロモンかどうかを詳しく調べようとして、口を開けて空気を取り込みます。
人から見ると変な顔に見えることもありますが、
猫にとってはぞの匂いの情報をしっかり読み取ろうとしている、真剣な表情なのです。
フレーメン反応は、必ずしも“臭いから嫌がっている“わけではなく、
フェロモンや化学物質をさらに深く分析している行動と考えられています。

参考画像※↑フレーメンっぽい動作がちょうどこの前撮影できました。

注意したい仕草 〜様子見で済ませないでほしいもの〜


ここからが大事なところです。
見逃されやすいですが、病気のサインになりやすい行動です。

夜鳴きが増えた

特に高齢の猫で急に夜鳴きが始まった場合は注意が必要です。
甲状腺機能亢進症
認知症
視力低下や不安
などが関係していることがあります。
年だから仕方ないで済ませてしまうと、
治療できる病気を見逃すこともあります。

トイレに何度も行くのに、出ていない

何度もトイレに入る
砂をかくけど何も出ていない
滞在時間が長い
こうした場合は、
膀胱炎
尿路結石
尿道閉塞
などの可能性があります。
特にオス猫は、数時間で命に関わることもあります。
たまたまかな、で済ませないでください。

参考画像※自動トイレからのトイレ時間が長いときも注意してみてあげてくださいね。

飲水量が急激に増える

水を飲むのは良いことと思われがちですが、
急に飲水量が増えた場合は要注意です。
腎臓病
糖尿病
甲状腺機能亢進症
などが隠れていることがあります。

ビニールや紐を噛む・食べようとする

これ、本当に多いです。
軽く見られがちですが、現場ではまったく軽い問題ではありません。
当院では、ビニールや紐を飲み込んでしまい、開腹して摘出手術をしているケースを何度も経験しています。
ご家族が気づかないうちに飲み込んでいることも多く、
発見された時にはすでに腸に詰まっている、というパターンも珍しくありません。
腸閉塞を起こせば命に関わります。
遊んでいるだけ、癖だから、で済ませていい行動ではありません。

猫は我慢する動物です

参考画像

猫は、
ギリギリまで普通に振る舞い、限界で一気に崩れます。
食欲が少し落ちた
トイレの回数が少し変わった
行動が少し違う
こうした小さな変化が、実は一番大事です。

最後に

様子を見ようかな、もう少ししてからでいいかな。
そうやって様子を見ているうちに、状態が一気に悪化してしまうケースを、実際に何度も見てきました。
気になることがあれば、遠慮せずに動物病院に相談してください。
何もなければ、それでいいんです。
でも、後回しにしていいサインはありません。
一番早く変化に気づけるのは、毎日一緒にいる飼い主さんです。


🐾

京橋コパン動物病院 髙倉先生

―― 京橋コパン動物病院 髙倉裕人 獣医師

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